包茎手術
包茎とは亀頭が包皮に覆われている状態のことを言います。生まれたばかりの赤ん坊は誰もが包茎の状態です。幼児から少年期にかけて、包皮と亀頭の癒着が取れ、青年期に勃起を繰り返すうちに、亀頭が露出した状態になっていきます。
しかし青年期になっても亀頭が包皮に覆われている場合があります。これが、いわゆる"包茎"と呼ばれる状態です。包茎の成人男性は、多少なりともコンプレックスを持っていると考えられます。衛生面、機能面、美容面でデメリットも多く手術が勧められる場合が多々あります。
包茎手術の費用
基本切開包茎手術(ベーシック法)
3万円(税込3.3万円)
※公的保険は適用されません
一般的クリニックで行われている包茎手術です。包茎手術の基本となる方法で包皮を切除します。オールハンドメイドで行い、トラブルの多いクランプ法ではありません。治療前に医師の診察が必要です。
美容外科的包茎手術
6万円(税込6.6万円)
※公的保険は適用されません
美容外科専門医が美容外科の最新技術を駆使して行う包茎手術です。美容外科手術で顔を縫うような極細ナイロン糸で縫合します。美容外科的な仕上がりを希望される方にお勧めの手術です。治療前に医師の診察が必要です。
根元で切る包茎手術(バックカット法)
6万円(税込6.6万円)
※公的保険は適用されません
陰茎の根元で余っている包皮を引き上げて切除する方法です。傷が陰毛に隠れるという利点があります。治療前には医師の診察が必要です。
包茎のデメリット
亀頭が包皮に覆われているため、亀頭粘膜が弱く炎症を起こしやすくなり、性病にかかりやすい。
美容面で恥ずかしい
ペニスや亀頭の発育を阻害するために短小になることがあるといわれています。見た目がコンプレックスとなり、自信が持てないという話をよく聞きます。ペニスや亀頭が小さくても日常生活には支障はありませんが、コンプレックスを感じ、男として自信を無くしているということであれば、手術をお勧めいたします。
衛生面で困る
亀頭が包皮に覆われているため、亀頭粘膜が弱く炎症を起こしやすくなり、性病にかかりやすくなります。包皮の内側が湿った状態になりやすく、臭いや汚れのもととなり、不衛生になりやすくなります。包茎であっても清潔にさえすればその心配はありませんが、剥けづらく清潔を保てないようであれば手術をした方が良いでしょう。
性行為がやりづらい
挿入時に包皮が引っ張られることにより痛みを生じることがあります。摩擦により陰茎が包皮を破り出て傷害を負う危険性もあるので通常の性行為は困難となることもあります。また、包皮に裂傷を負う場合もあるようです。
亀頭に包皮がかぶっている為、刺激に弱く早漏になりやすいことも欠点の一つです。
尿路閉塞性疾患にかかることがある
包茎の程度が強いと包皮が邪魔で尿がまっすぐ飛ばない場合もあります。更に包茎の程度が強く、力まないと尿が出ないほどの重度の包茎では尿路閉塞性疾患を起こし腎不全になる場合もあります。強度の包茎は日常生活に困らなくとも手術が勧められることがあります。
性病をもらいやすい
HIVレセプターが包皮内板に豊富に存在するため、AIDSが多く見られる国家、地域においてはこれの感染を予防するため、包皮の切除を行っているということです。このように性病をもらいやすくなりますので、包茎の方は注意する必要があります。
包茎の種類
包茎は症状によって仮性包茎、カントン包茎、真性包茎の3種類に分類することが出来ます。
仮性包茎
仮性包茎とは普段は亀頭が包皮で覆われているものの、勃起時には包皮が剥け亀頭が露出するタイプの包茎を言います。単に皮が多く余っている状態の包茎です。最も多いタイプの包茎で日常生活にはほとんど困ることはなく特に病的なものではありませんが、見た目が悪いのと、不衛生で刺激に弱く、ちょっとしたことで炎症を起こし、性病にかかりやすいという問題があるために手術を希望する方が多くいらっしゃいます。
カントン包茎
亀頭先端部の絞扼輪により包皮が狭く、締め付けがある状態の包茎を言います。剥きづらかったり、途中までしか剥けなかったりします。たとえ剥けたとしても勃起すると痛みが生じたりします。締め付け感がかなりきつい場合は、無理に剥いて勃起した場合包皮が戻らなくなり、亀頭下の皮膚が腫れることがあります。そのまま放置するとうっ血して壊死してしまうこともあります。カントン包茎の場合は早めに手術をされることがお勧めです。
真性包茎
真性包茎とは亀頭先端部の絞扼輪が非常に狭いために、亀頭の露出が全く不可能な状態の包茎をいいます。勃起時に痛みを伴い性交渉が出来ない場合があります。更に絞扼輪が狭い場合、排尿することができないこともあります。排尿障害が続くと腎臓を傷める場合があります。また真性包茎は清潔を保つことができず、慢性の炎症が継続する場合があります。亀頭と包皮の癒着が起こり、手術が非常に難しくなります。早めの手術をお勧めしています。
包茎手術後の経過
手術当日 | 手術をした当日は、手術部位が腫れたり出血したりする可能性がありますので、念のためシャワーも含め入浴は控えてください。 |
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手術翌日 | 患部を濡らさなければ、シャワー可能です。 |
手術4日目 | 自分で包帯を取り、消毒して包帯を巻きなおしていただきます。ほとんどの方が自分でできますが、できない場合はご来院ください。 |
手術後1週間目 | 激しいスポーツは避けてください。 |
手術後2週間目 | 湯船への入浴が可能となります。 |
手術後1か月目 | 性行為が可能となります。 |
包茎治療の第1歩は無料カウンセリングから
治療はいくつになってもおそいということはありません。実際当院では10歳代から90歳の方までの包茎治療の実績があります。もし少しでもお悩みであれば、はじめの一歩として無料カウンセリングをお勧めします。悩んでいても進歩はありません。